子どもの習い事、始める前に

子育て

春休み中、新学期に向けて、学習塾やスポーツクラブなどのキャンペーンチラシがポストに多数入っています。

「子どものやりたいことには全力で応援したい!」と、習い事に力を注いでいるご家庭も多いかと思います。

まだ、お子様が小さいご家庭は「色々おススメがありすぎて、何から始めたらいいのか?」と悩んでいる方、もうすでに習い事を始めてみたものの、お子様の気分次第で教室に行きたがらない日があって、しんどい・・・なんて、小さいお子様の習い事あるあるで悩んでいる方もいらっしゃると思います。

今回は、現在高校生の長男が、幼稚園児で初めて習い事をした時の経験や、長男の時に学んだ経験をもとに、現在うちの子の習い事事情についてお伝えしていきたいと思います。

習い事を始める前に

何よりも大切にしてほしいのは子供の気持ち(興味・やる気など)です。

私たちもかつては、子供でした。
「自分がやっていた習い事を子供にやらせたい」、逆に「自分が子供の時、やりたかったけどできなかった習い事を子供にはやらせてあげたい」などと自分の経験から習い事を子供に勧めること方が多いと思います。

私もそうでした。
私は、習字を長年やっていました。「字がキレイだったことで、人生、損をしたことはない」というのが私のモットーで、子供たちにも「絶対に習字だけはやらせよう!」と決めていました。

しかし、習い事をするのは子供です。親がやらせている状態の習い事は、初めは良くても、長い目で見ると、子供がつらい経験をする可能性があるのであまりおススメしません。
うちの子たちも結局誰一人習字教室には入りませんでした。

そうはいっても、子供が自分でやりたいものを見つけてくるには、情報が足りないですから、そこは親がリードしてあげて、子供が何に興味があるのか、探していくのが大切です。

幼稚園児の習い事

初めての子育てで、とにかく長男が「やりたい」と言ったものは何でもやらせてみよう。と始めた習い事。長男が習い事を始めたのは、幼稚園年長の時からです。

長男は、なんにでも興味を持つ子だったので、
・ダンス(短期)
・リトミック(短期)
・体操教室(通年)
・スイミング(短期⇒通年)
・サッカー(通年)

幼稚園年長の1年間で、短期の教室から通年の教室まで様々な教室に入会しました。

一口に習い事と言ってもいろんな種類があります。

1.金額的に安いのは、自治体が運営(委託)している教室
メリット :月謝が安い。短期の教室が多い。
デメリット:申込み多数だと抽選になってしまい、落選すると入会できない。
2.親の役割分担が大きい地域の少年団
メリット :月謝は比較的安め。
活動場所が地域の小学校の校庭や体育館などで通いやすい。
デメリット:親の役割(お茶出し、車だし、役員等)が多め。
※実際に入団したことがないので、勧誘チラシや入団している子のママからの情報です。
3.金額的には高いけど、サービスが充実している民間の教室
メリット :習い事以外のサービス(イベント・合宿など)が充実している。
デメリット:月謝等の金額が高い(ユニフォームなどの初期費用も高い)。
家から教室まで遠いと送り迎えの負担がかかる。

まず、最初に選んだのは、公民館や体育館で開催されている自治体が運営(委託)している教室に入会しました。

理由は、当時、ほとんどの教室が短期(3か月くらい)のもので、月謝も2,000円から3,000円程度で安かったからです。
子どもが興味を持って始めても、興味がすぐになくなって行きたくなくなってしまう。のが親としては一番つらいですよね。
なので、まずは、短期で月謝も安い教室を市報などで見つけて、息子に「こんな教室あるけどやってみる?」と聞いて、「やってみたい!」と言ったら申し込む。という流れで、習い事を始めました。

短期の教室をいくつか経験し、自分に合った教室を探していきました。

小学生の習い事

勉強(宿題)との両立が継続のカギ

幼稚園年長の1年間で短期の教室、通年の教室を経験し、最終的に市が運営しているスイミングと民間のサッカークラブ2つを継続してやることになりました。

低学年くらいまでは順調に習い事にも通っていましたが、学年が上がるにつれて、授業数も増え、帰ってくる時間が遅くなります。すると、勉強(主に宿題)と習い事の両立が段々難しくなってしまいました。
結局、3年生までには全ての習い事をやめて、それ以降は習い事をしていません。

長男の経験をもとにした、下の子たちの習い事

長男は何事にも興味のある子でしたが、次男の興味はLEGOのみで、やりたいことがはっきりしていたので、月謝は高かった(月額約1万円+教材代3万弱)ですが、埼玉大学でやっている「ロボットと未来研究会」に在籍していました。コロナの影響でやめてしまい、現在は習い事していませんが、また「ロボみら」を始めてほしいと密かに思っています。

長女は、私の通っているダンススタジオのキッズクラスに幼稚園の年中から現在も通っています。
娘が「ダンスやりたい」と言っている間は続けようと思っています。

まとめ

子供の習い事は、「子供の将来のため」と力が入りすぎてしまいがちです。

自分が過去に経験しているからこそ、子供にやらせたい、逆にやらせたくない、などといった親の一方的な感情が入りがちです。親が子供を思う気持ちは大切ですが、子供も一人の人間ですので、子供の「好き」「やりたい」を尊重してみてはいかがでしょうか。

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